この記事では銀のスプーンの安全性について解説していきます。
結論から言えば銀のスプーンは安全性が高いとは言えないキャットフードです。
ただし、すべての猫に当てはまるわけではないので、記事の内容をしっかりご確認ください。
今回は、銀のスプーン「海の幸ブレンド」について調査しています。
銀のスプーンを購入したい場合は以下の購入サイトを、銀のスプーンの安全性について確認したい場合はこの記事をチェックいただければと思います。
銀のスプーン 国産生かつおin海の幸ブレンド
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[1]銀のスプーンの安全性について調査!
調査①:原材料について
調査②:製造国について
調査③:販売実績について
調査④:分析値について
調査⑤:賞味期限と保存方法について
銀のスプーンの安全性について上記5つを詳しく解説します。
調査①:原材料について
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、パン粉)、肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス)、油脂類、魚介類(かつお、フィッシュミール、フィッシュエキス、かつお節、煮干パウダー、かつおミール、まぐろミール、乾燥シラス)、豆類(大豆タンパク、脱脂大豆)、ビール酵母、酵母エキス、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、調味料、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
調査1つ目として、原材料を確認してみます。
銀のスプーンは穀物がメインで使用されており、肉は「ミール(副産物)」が中心です。
穀物をメインの場合、消化に不向きであり肉の質が不透明なのが気になります。
ただ、魚介類は国内で水揚げされた厳選生かつおをドライ粒にし、栄養バランスを考えた粒にブレンドしていることや、着色料、香料が不使用な点は安心できます。
調査②:製造国について
調査2つ目は、製造国について調べてみました。
銀のスプーンは日本の大手企業「ユニ・チャーム」のISO9001およびISO14001を取得した伊丹工場・三重工場で生産されています。
製造方法や品質管理の説明がしっかり行われているため、安全性は高いことが分かります。
また、国内製造されているため、輸送時のトラブルが少ないことで安心できます。
工場の衛生管理や品質チェックも徹底されており、信頼性・安全性の高いメーカーです。
調査③:販売実績について
安全性をお伝えする3つ目の調査は、銀のスプーンは長年にわたり多くの飼い主さんに支持されているロングセラー商品です。
販売数が多く、それだけ多くの猫に与えられてきた実績があるということは、事故や健康被害の報告が少ない=安全性が高いと考えることができます。
『銀のスプーン』『銀のスプーン 三ツ星グルメ』は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」
(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、
「No.12 つくる責任 つかう責任」
に貢献するとユニ・チャームでは考えております。
調査④:分析値について
保証栄養分析値
タンパク質 | 30.0%以上 |
---|---|
脂質 | 16.0%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 |
粗灰分 | 8.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
ビタミンA | 10000IU/kg以上 |
ビタミンE | 80IU/kg以上 |
ビタミンB1 | 5.6mg/kg以上 |
ビタミンB2 | 5.6mg/kg以上 |
代表的な分析値
カルシウム | 1.10% |
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リン | 0.90% |
ナトリウム | 0.45% |
マグネシウム | 0.10% |
エネルギー
エネルギー | 約400kcal/100gあたり |
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安全性について4つ目は分析値についてです。
銀のスプーンはペットフード公正取引協議会が定める総合栄養食の基準をクリアしたキャットフードになっています。
栄養分析値に問題はないですが、代表的な分析値を見る限り猫の腎臓や泌尿器系の病気に関係してくると思われるリンやマグネシウムの値が少し高いと考えられます。
またカロリーが平均より少し高いので、体重が気になる猫には基準値より少なめに与えるのが良いでしょう。
調査⑤:賞味期限と保存方法について
5つ目の調査は、賞味期限と保存方法についてです。
銀のスプーンの賞味期限は、パッケージ裏面上部に記載してあります。
パッケージの中に入っている小分け袋には賞味期限が記載されていないので、小分け袋を保存する際はパッケージ内に保存するか、小分け袋に賞味期限を記載しておきましょう。
銀のスプーンの保存方法として直射日光や高温を避けて、涼しい場所で保管しましょう。
開封した瞬間から品質が劣化していきます。
銀のスプーンは小分けにされているため1週間くらいで使い切れる量になっていますが、袋にはジッパーはついていません。
開封後は空気を抜いて開封口を占めるか、ジッパーの付いた袋などに移し替えると良いでしょう。
[2]銀のスプーンの安全性についてのまとめ
銀のスプーンの安全性を調査した結果をまとめてみました。
銀のスプーンは、安価で入手しやすいだけでなく、製造体制や栄養設計、安全性の面でも高いレベルを保っているキャットフードです。
ただし、主原料が穀物であるため、消化に不向きであり肉の質も不透明です。
長期にわたり販売されており、決して悪いキャットフードではありませんが、一度キャットフードの見直しのキッカケになればと思います。
すべての猫に必ず合うとは限りませんが、「まずは試してみたい」「コスパ重視」という飼い主さんには、十分検討に値するフードだと言えるでしょう。
気になる場合は少量パックから始めて、猫ちゃんの体調を見ながら調整してあげてくださいね。
与えていて安全性に問題がないようであれば、飼い主さんにとっては経済的には優しいキャットフードになるでしょう。
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